大学入試は高校入試と比べて何が違うのか

更新日:2023/12/28

高校入試と大学入試とでは、さまざまな面で大きな違いがあります。これから本格的な受験勉強をはじめる人は、目標や道筋を明確にするためにも、この違いを正しく認識しておくことが大切です。

目次

大学入試と高校入試の競争の厳しさの違い

大学入試と高校入試とでは、その環境や条件など、さまざまな面で大きな違いがあります。

合格を競い合う相手を比較してみましょう。
高校入試では自分が居住する都道府県内のみ、私立でも近隣地区の中学生が対象でした。しかし大学受験になると対象範囲がぐっと広がり、全国の高校生がライバルとなります。それに加えて大学入試では、高校卒業後、1年間またはそれ以上受験勉強に専念してきた浪人生も加わることになるため、競争はより厳しいものとなります。

また、ライバルの人数が増えれば、その分、受験倍率も上昇します。高校入試では1~4倍程度でしたが、大学入試では5倍前後へと上昇。人気大学では10倍を、医学部では20倍を超えることも珍しくありません。そのため、大学入試で現役合格を勝ち取るためには、受験する学校数も6~10校程度に増やさなければなりません。

大学受験での競争の厳しさは、高校受験の比ではありません。これらの違いをきちんと認識したうえで、受験への準備を進めていくことが大切です。

中学・高校・大学 各入試の違い

中学入試高校入試大学入試
対象首都圏+都市部都道府県内+近隣地区全国区
ライバル同年代同年代現役生+一浪生+多浪生
実質倍率私国立校:2~4倍
公立一貫校:5~15倍
1~4倍5~10倍
大学・学部によってはそれ以上
受験校数3~5校3~5校6~10校
偏差値3大模試(首都圏)に
基づき決定
都道府県内の
ローカルテストに基づき決定
全国区で実施される
模試に基づき決定
受験(検)比例首都圏12才人口の約20%15才人口の約90%18才人口の約60%

大学入試と高校入試での偏差値の違い

高校入試と大学入試では、偏差値も大きく異なります。偏差値とは全体の中での位置を示すものです。

高校入試では、中学から高校へほぼすべての生徒が進学するため、偏差値に大きな変動はありませんでした。しかし、高校から大学・短大への進学率は約60%(※)であり、約40%の生徒が対象から外れることになります。そこに中高一貫生と浪人生が加わるため、平均値となる偏差値50のラインは大きくスライドするわけです。その差は個人差があるものの、約12ポイントです。下の図にあるように、A君の高校入試での偏差値は67あり、上位大学を狙える位置にいましたが、大学入試では偏差値が55まで下がってしまい、志望校の変更を余儀なくされるわけです。

上記のことからもわかるように、高校受験と大学受験は別物です。全国模試を受験するときには、常に全国区で自分の位置はどこにあるのかを意識し、受験勉強を進めることが大切です。

※参照:文部科学省 大学入学者数等の推移

偏差値の変移

大学入試と高校入試の偏差値の違いを表した図

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