物語コンテスト 結果発表

「物語コンテスト」へのたくさんのご応募ありがとうございました。
ここに受賞に輝いた7作品をご紹介いたします。

小1

[ビューティフル賞]

熊谷校 井田瑠海さん

【選評】
本を説得するという、難しい課題に対して、きわめて創造的な解決策を示しています。人間に対して腹を立てている本と、対立したまま説得するのではなく、協力を呼びかけて一緒に問題解決しようというのですから、価値観の多様化する時代における優れた問題解決の提案といえるでしょう。どのような問題であっても、このように解決したいものです。

[ドラマチック賞]

流山おおたかの森校 飯嶋晟矢さん

【選評】
「おばけ」として提示された「なぞ」について、ビニール袋の見間違いという、納得感のある解明を、いかにも「ボス」らしい口調でみごとに表現できています。「もっとましななぞはないのか?」という、ボスの決めゼリフを引用している点も高く評価されます。短いセリフですが、その背景に物語を感じさせる作品になっています。

[特別賞]

王子校 高野叶菜さん

【選評】
物語の内容をきちんと理解して、いつもは意見が違うはずのコンとポンが、どちらも同意するような提案ができています。クマだいおうさまに対するマークの思い、マークらしい発想、マークらしい口調も、よく表現されています。短いセリフの中に、すぐれた読解力と表現力が示されています。

小2

[ビューティフル賞]

浦和校 S.M.さん「ルルのすてきなドレス」

【選評】
物語の型を活用し、もとの物語の展開をうまく利用して、自分の価値観を反映することで、自分なりの物語に仕上げています。「かわいいおようふく」を焦点として、ルルとララという二人の登場人物が動き、解決の試みの失敗の連続も展開するため、物語の流れが自然で無理がありません。自分の価値観を最大限にいかした点が高く評価されます。

[ドラマチック賞]

川口校 赤松士瑛さん「ゲータたちの大ぼうけん」

【選評】
物語の型を活用し、もとの物語の展開をうまく利用して、豊かな発想力をもとに、自分なりの物語に仕上げています。青いなべを船にするところ、大ダコと戦うところ、そして魚たちに助けてもらうところなど、頭の中でドラマチックな情景を思い浮かべながら、楽しんで物語を書いていることがうかがわれます。展開の大胆さが高く評価されます。

[特別賞]

川口校 H.Y.さん「およげるようになったよしこちゃん」

【選評】
物語の型を完璧に理解し、それを水泳という日常的な話題に置き換えて、みごとな問題解決の物語に仕上げています。解決の試みと失敗の連続も、実に自然な展開になっていて、楽しく読み進めることができます。物語を「自分ごと」にしているところ、物語を自然に展開しているところが、総合的にきわめて高く評価されます。

[アイデア賞]

浦和校 松原早希さん「アスパラ赤ちゃん」

【選評】
物語の型や、もとの物語を、自分なりに消化して、奇想天外なアイデアに基づく、とても愉快な物語に仕上げています。「あたまからアスパラガスが生えた赤ちゃん」、「ぜんぶアスパラ料理」、「(しゃべる言葉は)アスパラ」など、プロの作家の書いたパロディ小説のような要素に満ち満ちています。その飛びぬけたアイデアと表現力が高く評価されます。

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