「塾」と「予備校」の違い

更新日:2023/10/13

大学受験を控え、志望校への合格を目指す高校生あるいは中学生にとって、塾や予備校通いを検討する方は多いと思います。しかしながら、「塾」と「予備校」の違いはどこにあるのか、ご存じでしょうか。それぞれの特徴についてご紹介しますので、「塾」「予備校」をご検討中の大学受験生はぜひ参考にしてみてください。

目次

指導形式について

塾の場合

「授業」形式の塾では、先生が生徒を指名して質問し、回答を求めたり、問題を解かせたりする場面も多く見られます。「個別指導」形式の塾の場合も含めて、塾では先生と生徒の間で会話のやり取りも交えながら進められるケースが一般的です。
また、予備校とは違い、塾では基礎学力の習得から行うことができます。予備校では、すでに相応の基礎学力があることを前提に、より専門的な入試対策指導が行われるケースが一般的です。かたや塾では、苦手科目の補習、定期テスト対策など、個々の課題に応じてレベルアップを目指す、きめ細やかな指導が行われています。

予備校の場合

予備校では通常、講師が生徒に向けて、いわば一方的に説明を行う「講義」形式がとられています。生徒側はほぼ「受け身」の状態となり、質問などがあった場合は、授業後講師に直接聞きに行く必要があります。
また、予備校には大学別の入試情報が豊富に揃っており、教科別の講師が各大学の出題傾向や入試対策を研究し、専任で指導を行います。そのため、予備校に通う生徒は、受験したい大学の出題傾向に合わせた講義を受けることができ、より専門的な入試対策学習ができます。

通塾の目的

塾の場合

塾の場合は大学受験対策だけでなく、様々な目的で通っている生徒がいます。最終的なゴールは大学受験での合格かもしれませんが、その手前にある定期テスト対策を行ったり、苦手科目の対策を行ったりすることができます。
入試のための実践的な力をつけるためには基礎が必要です。学校の授業についていけていない、苦手科目がある場合は、塾で基礎力を鍛えることができます

予備校の場合

予備校に通う目的は大学受験対策です。コースによってカリキュラムなどは異なりますが、目的は同じです。入試対策に特化した内容で授業が行われることになります。
一方で定期テスト対策、苦手対策を行うことはあまりないため、学校の授業の対策については自分で進めていく必要があります。

先生と生徒の距離感

塾の場合

塾では、予備校と比べ生徒の人数が少なく、先生と生徒の距離が近いため、先生に質問できる機会が多く得られます。きちんと理解できるまで熱心に教えてくれる先生も多く、毎日の勉強の中で生まれる疑問点をすぐに解決することができます。その結果、苦手科目をなくし、学校での成績アップや大学入試に向けた学力向上につなげることができるのです。特に「個別指導」では、分からない点があるとすぐに質問できるのが最大のメリットと言えます。

予備校の場合

前述のように、講義形式をとる予備校では、講師が生徒を指名して答えさせることはあまりありません。
特に大手予備校の場合は教室規模も大きく、講師と生徒の距離がどうしても離れるため、気軽にする質問すること自体が難しく、ましてや有名講師ともなると話しかけるだけで一苦労です。

進路指導について

塾の場合

塾では、日頃から先生との距離感が近く、先生が各生徒の状態を把握できているため、一人ひとりの状況を踏まえた手厚い進路指導を直接行うことができます。受験勉強での疑問点や進路についてじっくり相談しながら決めたい場合は、予備校よりも塾の方が合うでしょう。

予備校の場合

予備校では、講師が生徒からの個別相談を受けたり、生徒に進路指導することはほとんどありません。進路指導を受けながら自身の志望校を決めていく、というよりは、自分が目標とする大学の受験対策や合格テクニックを習得したい生徒が予備校には向いていると言えます。

「塾」「予備校」に向いている人

塾:大学受験に向けて強力なサポート体制が欲しい

苦手科目の克服法やさらに強化すべき点など、現在の自分に必要な課題を提示してもらい、それに沿って勉強を進めていきたい生徒に向いています。細やかな指導を受けながら、入試合格に向けた準備をしたい、課題を出してもらわないと前に進めない、そんなタイプの方は「塾」の選択が適しているでしょう。

予備校:有効な受験対策を自分で計画・実行できる

予備校が提供する大学別の入試情報を参考に、自分で入試合格に向けた学習計画を立て、豊富に提供される受験対策法の中から、自分に適したメニュー内容を選択し、組み立てることができないと、大学受験合格という結果にはつながりません。いかに『自主性』をもち、『自己管理』できるか、それが予備校での学習におけるポイントです。

自分に合った学習環境で勉強を進めよう

塾と予備校では、それぞれの特徴があります。一概にどちらが良い、という訳ではなく、『どちらが現在の自分に合うか』という視点で選択することで、目指す大学の入試合格を勝ち取ることにつながります。
似ているようでかなり違う「塾」と「予備校」。それぞれの特性を知った上で賢く活用し、成績アップ・志望校合格へとつなげてください。

栄光は、予備校の特徴である「大学別の豊富な入試情報をもとにした専門的な受験対策」と、塾の特徴である「先生との距離感が近く、強い信頼関係の中での個別サポート」という「塾」「予備校」両方の特性を持ち合わせています。
あなたに最善な学習方法で、第一志望の大学に合格できるよう、十分なサポートを行っています。大学受験合格というゴールに向けて、自分に合った「塾」「予備校」を選びましょう。

栄光の大学受験対策では最新の受験情報をもとに、あなたやご家族の希望に合った大学選びをサポート。進路指導を行ったうえで目標達成に必要なあなた専用の学習プランを作成し、勉強の進め方、志望校対策まで、講師が生徒1人ひとりに寄り添って指導します。また栄光では多様な受講スタイルをご用意しているので、自分にあったスタイルで学習できることも特長です。

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