個別指導で中学受験を進めていくには?メリットと塾の選び方

更新日:2024/04/17

中学受験対策で進学塾選びをする際、多くの人が集団塾を検討されます。しかし近年、学びの多様化により個別指導塾を選ぶ人が増えています。今回は集団塾と個別指導塾それぞれの特徴やメリット、どのように活用すべきかを解説します。

目次

個別指導塾と集団塾の違い

個別指導塾は先生1人が生徒1人~3人程度を教える指導形態です。塾によって、生徒の人数は変わりますが、集団塾と比べて少人数で学ぶことができます。先生は生徒一人ひとりの解き方まで見ることができ、どこでつまずいているのか、苦手の原因は何なのか、を把握できます。そのため、効率よく的確に弱点分野を克服できる指導方法でもあります。カリキュラムや授業内容は生徒一人ひとりに合わせたものを作成してもらえるのも特徴です。得意な科目は先取り学習をしたり応用力をつけたりすることが可能ですし、苦手な科目は時間をかけながら丁寧に学べるという柔軟さがあります。授業の曜日や時間にも融通が利くというのもポイントです。

一方で、集団塾は10人~20人程度の生徒が同じ教室で1人の先生に教わる指導形態です。形としては学校の授業を小規模にしたものをイメージするとよいでしょう。黒板やホワイトボードに先生が板書をして、生徒はテキストを見ながら授業を聞き、学習を進めていきます。受験塾では受験に合わせたカリキュラムが組まれており、受験に必要な内容を効率的に学べます。特に中学受験では、小学校で勉強するよりも高度な問題が出題されることが多く、塾ではそういった高いレベルの問題に対応できるようなカリキュラムになっています。また、志望校や学力レベル別にクラスが分かれている塾も多く、必要な知識を学びつつ、同じ学校を目指す仲間に刺激を受けながら合格を目指せるという環境でもあります。

個別指導で中学受験対策をするメリット

個別指導の一番のポイントは、生徒1人ひとりに合った指導が受けられるところでしょう。コミュニケーションが密にとれるため、苦手な部分を重点的に学習したり、わからない部分はその場で質問して解決したりすることができます。集団塾では全員が同じ進度で進むため、分からない問題も後回しにしてしまいがちですが、個別指導であれば、できるところは時間をかけずに、わからない問題や手が止まってしまう問題はわかるまで丁寧に学習することが可能です。志望校に特化した対策など指導内容を柔軟に変えられるのも個別指導の良いところでしょう。
また、授業の時間や曜日をある程度自由に選べるので、習い事と両立を考えている方にもおすすめです。

集団塾で中学受験対策をするメリット

集団塾では、中学受験の問題を研究し作られたテキストを使い、いつまでにどこまでを学習するかというカリキュラムが決まっています。志望校対策に必要な時間や演習量まで考えられている場合がほとんどなので、カリキュラム通りに進めていけば受験に必要な学習は一通りおさえることができます
また、同じクラスの生徒は全員中学受験をする人なので、仲間であり、良きライバルでもあります。お互いが頑張る姿を見ることが刺激になりますし、授業での発言やテストの成績などで競争心がうまれ、勉強に対するモチベーションがあがります
他にも集団塾は過去の実績などから、入試に関するデータをたくさん持っています。各中学校の入試傾向などを教えてもらえるので、無駄な学習を省き効率よく対策することができます。

中学受験対策で個別指導を活用する方法

ここまでに解説した個別指導の特長やメリットから、中学受験対策で個別指導をどのように活用すべきか、をまとめます。

①中学受験の苦手克服

中学受験で使う科目のうち、苦手となっている教科がある場合は、個別指導で苦手の克服を目指すのが良いでしょう。集団塾の場合、前の単元に戻って学習をし直すことが難しく、苦手については先生に質問し、自宅で勉強する必要があります。しかし、小学生が一人で苦手をつぶすのは難しいでしょう。そのため、個別指導で苦手教科のみ指導してもらい、丁寧に苦手をつぶしていくとよいでしょう。苦手な教科は点数が低かったり、解けない問題が多かったりするため、お子さまも自信を無くしがちです。そんな時に個別指導を活用することで少しずつ解ける問題も増えていき、自信を回復することもできます

②習い事との両立

中学受験に際し、習い事を辞める人も多いですが、中には習い事を続けたまま中学受験に挑戦したいというお子さまもいるでしょう。その場合は、個別指導がおすすめです。集団塾の場合はクラスによって時間割が決まっているため、自分が好きな時間にいけばよいわけではありません。塾に合わせて習い事の時間を変えられるのであれば集団塾でも両立が可能ですが、習い事の日程が決まっている場合は両立が難しくなってしまいます。個別指導塾であれば、習い事に合わせて曜日や時間を選ぶことができるため、無理なく両立が可能です。ただし、全教科を個別指導で受講する場合は費用が高くなること、難関校受験に対応できる個別指導塾や先生が多くないことを念頭に置いておきましょう。

③お子さまの性格に合わせて

集団塾には仲間から刺激を受け、切磋琢磨しながら勉強できるというメリットがありますが、お子さまによっては「誰かと競争するのが苦手」「先生に質問できない」というように集団塾では実力を発揮できず、むしろ周りと比べて自己肯定感を下げてしまう場合があります。そのような場合は個別指導塾が合っているかもしれません。個別指導塾の場合は、テスト結果を周囲と比べたり、周りの出来を気にしたりすることがほとんどありません。また、お子さまの性格を事前に先生と共有しておくことで、配慮してもらうことも可能です。自分の成績を周りと比べるのではなく、過去の自分と比べることで頑張れるお子さまもいますので、必ずしも集団塾でみんなと勉強する必要はありません。お子さまの性格に合った塾を選ぶことで、受験に対してもポジティブな気持ちで挑戦することができます。

個別指導で中学受験対策をする場合の注意点は?

個別指導塾でも中学受験対策は十分可能です。しかし、ひと口で個別指導塾といっても特徴はさまざまです。中学受験にむけて個別指導塾を選ぶ際は以下のポイントを確認するようにしましょう。

中学受験に対応しているか

個別指導塾は、一般的に小学生~高校生まで幅広い学年を教えています。そのため、講師によって教えられる対象も様々。まずは中学受験に対応しているかを確認しましょう。
中学受験は高校受験とは違い、小学校で習わない知識が必要になるため教えられる講師も限られてきます。また塾自体が中学受験に対応していても、中学受験に対応できる講師が少ないこともあります。
また、中学入試は学校ごとに特色が異なります。中学受験に対応できる個別指導塾であっても、お子さまの志望校の入試傾向を詳しく知っているかは分かりません。志望校の合格実績があるかどうかなど、その塾の実績も確認しましょう。

自習室はあるか

中学受験は、塾での学習だけではなく、家庭での演習量を確保することが必要です。しかし、小学生のお子さまは家での勉強は気が散ってしまうということも。塾の自習室は誘惑が少なく、周りも勉強をしているため、集中力がアップしやる気に繋がります。また、自習室の有無や環境と合わせて、質問のしやすさも確認しておきましょう。

授業時間や費用がどのくらいか

個別指導は集団塾に比べると授業料が割高になります。また、個別指導塾では1回の授業の時間が集団塾より短いため、必要な範囲を学習するのに必要な時間と費用を確認しておきましょう。

中学受験対策なら栄光にお任せください

栄光には中学受験対策の出来る栄光ゼミナールと栄光の個別ビザビがあります。
栄光ゼミナールでは集団塾の特徴である効率の良いカリキュラムとテキストを用いながら、1クラスを少人数で構成することで生徒一人ひとりに寄り添った授業を行っています。
一方栄光の個別ビザビでは、1人ひとりに合わせた学習指導はもちろん、定期的な面談で学習の進捗管理や進路指導を行っています。志望校合格のために必要な学習はどのくらいなのか、お子さま専用の「学習プラン」を作成し、入試までしっかりと導いていきます。
栄光だからこそできる、きめ細かい学習状況の把握と学習進捗管理で、志望校合格へと導きます。

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