大学入学共通テストとは?

大学入学共通テストを受験する皆さんは、過去問に目を通しましたか?大学入学共通テストは予想が難しいですが、2026年度の結果を分析し、対策をしてみましょう。「大学入学共通テストとはそもそも何?」「出願時期や日程は?」という基本事項についても説明していきますので、高校1年生・2年生の人もしっかりチェックしてください。
目次
大学入学共通テストの基本
共通テストの基本方針
共通テストは、知識・技能の習得を測る教科型試験だけではなく、得た知識を活用する力として、大学教育で必要とされる「思考力・判断力・表現力」等を多面的・総合的に評価する試験です。文章・図・資料などの複数の情報から必要な情報を読み取る力や、読み取った情報を照らし合わせて課題を解決する力などが問われます。
共通テストの日程
令和9年度(2027年)の実施日は 令和9年1月16日(土)、17日(日)
追・再試験実施日は 令和9年1月23日(土)、24日(日)です。出願期間は、令和8年9月15日(火)10:00~10月2日(金)17:00となっています。
高校3年の1年間は、受験勉強はもちろん、各大学受験のための出願などのスケジュール管理がとても大切です。学校推薦型・総合型選抜や私立・国公立の大学の一般選抜を受験する人は事前に何がいつまでに必要かを調べておきましょう。
共通テストの基本情報はこちらから
出題教科・科目

共通テストで実施される教科は、国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語、情報の7教科21科目です。学習指導要領の科目の内容を総合した範囲外の問題が出題されることはありませんが、科目によっては問題数が多く、早く問題を解かないといけない場合があります。解答時間にも注意して、試験に臨むことが大切です。過去問を解く際にも解答時間を意識して演習を行いましょう。
どの科目を受験するのかは、志望する大学によって異なります。国公立大では5教科以上、私立大の共通テスト利用方式では2~3教科が一般的です。指定教科(科目)も、大学により異なりますので、受験情報を得ることが必要です。わからないことがあれば、学校の先生や塾と相談しましょう。
2026年度の大学入学共通テストの分析分析
平均点

2026年1月17日・18日の2日間に行われた共通テスト。受験者数は約49.5万人。平均点は上の表のようになりました。
主要3教科5科目(英数国)の合計点は前年度から10.04点のマイナスとなりました。前年度と比較すると平均点を下げた科目が目立ち、新課程2年目の「情報Ⅰ」の平均点は12.67 点マイナスと大幅ダウンしています。物理も前年比13.41点のマイナスとなり、センター試験を含めて過去最低の平均点を記録しました。
主要教科の出題傾向
新学習指導要領に対応した2年目の共通テストでは、試験時間に変更はありませんでした。前年度と比べて全体的に難化し、全体の平均点がダウンしました。
出題はこれまで通り、大学入試センターから示されている基本方針「大学教育の基礎力となる知識・技能や思考力、判断力、表現力を問う問題作成」の意図が反映された内容でした。2027年度入試以降も今回の出題傾向は継続すると思われます。2026年度入試の出題傾向を参考にしながら、対策を行いましょう。
主要3教科の出題傾向は、次のようになっています。
英語
リーディング
- 総語数5,600語程度で大問数8、マーク数44を維持しつつ、前年と比べると若干の易化
- 複数テキストの照合や新形式の文挿入など思考力を問う設問もあったが、情報の取捨選択がしやすく、速読力と情報処理の精度があれば対応できる内容
リスニング
- リスニング総語数約1,600語は昨年並みだが、内容面ではやや難化
- 不要なイラストを含む並べ替えなど新傾向が見られ、非ネイティブを含む多様な音声や図表を統合して判断する高い情報処理能力が求められた
- 正確なリスニング力に加え、情報の言い換えを見抜く思考力が得点を左右した
数学
Ⅰ・A
- 数と式は出題されず、集合の単独出題など構成の変化により難化
- 日常生活を想定した問題や期待値は出題されなかった一方で、抽象度の高い関数や図形問題が増加
- 丁寧な誘導がある反面、設定変更への対応力や深い考察が求められ、計算量以上に「誘導の意図を素早く読み取る力」が試された
Ⅱ・B・C
- 初めて指数・対数関数が出題されず、公式の証明や領域の図示が目立ち、難易度は昨年並み~やや易化
- 日常生活を想定した問題は統計のみに限定されたが、図形と方程式や複素 数平面の融合など、視覚的理解を問う設問が増加
- 丁寧な誘導に従い、前半の考えを後半へ応用する力が得点の鍵となった
国語
現代文
- 昨年同様、第1問は評論、第2問は小説、第3問は実用的文章の構成。第1問では共通テストの特徴である複数テキストや資料の読み取りなどはなかった
- 第2問では問6で「学習ノート」や 「会話文」を介した複数資料形式が復活し、多角的な視点での読解が求められた。第3問では複数資料や図から情報を処理・統合する力が重視された
古文
- 『うつほ物語』から出題され、複数資料を併せ読む傾向を継承しつつも形式が変化
- 和歌や対話文の導入はなかった一方、「語句と内容」の設問が復活。また、複雑な人物関係を正確に把握する力が求められた
漢文
- 江戸時代の儒学者・長野豊山による詩論が出題(2年連続の日本人による漢文の出題)
- 基本句法や語釈に加え、資料と照合しながら主旨を正確に捉える力が求められた
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