埼玉県の公立高校受験の仕組みを解説!近年の受験動向と受験のポイントは?

更新日:2026/07/02

埼玉県公立高校の入試のポイントは、入学試験(学力検査)は一度きりだけど、合否判定は第1次選抜と第2次選抜の2回に分けて行われることだよ。

試験は1回なのに、2段階の選抜があるんですか?

そうなんだ。第1次選抜と第2次選抜とでは、学力検査点と調査書点の比率を変えて計算が行われるよ。

調査書も関係してくるんですね。

しかも、埼玉県公立入試は1年から3年の調査書点が対象になるから、気が抜けないね。

3年間!厳しいですね!

選抜のルールに関しては、計算方法などが難しいので、このあと一緒に確認してみよう!

先輩が「学校選択問題」を受けるって言ってたんですが、これはどんな問題なんですか?

埼玉県公立高校では、学校の判断で数学と英語のみ、応用問題を含んだ学校選択問題と標準的な内容を中心とする学力検査問題どちらを出すのか選択することができるんだ

応用問題がでるんですか...不安ですね。

応用問題といっても、中学校で習う以上の問題はでないから、きちんと勉強していれば解ける問題だよ。
今のうちに基礎をしっかり作って、苦手を克服しようね。

目次

埼玉県の公立高校受験の仕組み

埼玉県公立高校入試は、2月下旬に行われる1回のみです。ただし、合否判定は少し基準を変えた第1次選抜と第2次選抜の2段階で行うことになっています。学区による受験校の縛りはなく、県内のどこからでもすべての公立高校に志願できるため選択肢は多いですが、チャンスは一度しかありませんので、よく考えて受験校を選びましょう。気をつけてほしいのは、調査書には3年間の学習の記録などが記載され、重要な合否判定資料となることです。「中3になってから」ではなく、中1・中2のうちからしっかり勉強しておくことが大切です。

入試日程

2027年度入学者選抜の学力検査日程は、2月25日(木)。一部の学校で行われる実技検査や面接は2月26日(金)です。

参照:令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜に関する情報

埼玉県公立高校入試の選抜方法

学力検査と調査書の得点を、学校ごとに決められた配点比率によって計算した総合成績で合格が決まります。学校によっては面接や実技検査などを行う場合もあります。

学力検査について

実施教科:国語・数学・社会・理科・英語

英語・数学は基礎~標準の問題で、難度は抑えられています。しかし、一部の難関校では英語・数学で応用問題を含む難度の高い学校選択問題を使います。志願者は難度の高い問題に対応する準備をしておきましょう。

※理数科、外国語科、人文科、国際文化科等では傾斜配点があり、特定の教科の配点が高くなります。

また、2027年度から全ての教科において「マークシート方式」が中心の解答方法へとシフトし、国語の作文問題が廃止されます。得点配分は全体の約9割がマーク式、記述式はわずか約1割です。

マークシート方式になると、部分点がもらえなくなります。記述式であれば途中の考え方が合っていれば点数がもらえましたが、マークシートは「正解か、不正解か」どちらかだけです。つまり、「なんとなく分かっている」レベルでは1点ももらえず、ケアレスミスが命取りになるという、これまで以上の「正確さ」が求められることになります。

調査書

埼玉県公立高校入試では3年間の各学年の9教科の評定が利用されます。1年のうちから高校受験を意識して、毎回の定期テストはしっかりと準備することが必要です。2027年度から出欠席の記録などの細かい内容の記載がなくなり、シンプルに2つの項目で構成されることになりました。

①学習の記録

いわゆる内申点のことです。各学年の9教科の成績を5段階評価した45点満点の評定合計を使用し、学校ごとに決められた各学年の比率で計算します。「1年:2年:3年=1:1:2」「1年:2年:3年=1:1:3」など、中3の成績を2倍や3倍にする学校が多くなっています。

②総合的な学習の時間の記録

発表や話合いの様子、学習や活動の状況などの観察による評価や、レポートなどの制作物による評価など、「総合的な学習の時間」について記述されています。

自己評価資料

2027年度から「自己評価資料」の提出が必須になります。委員会活動や部活動、資格取得などの学校内外での活動やその意欲などを、自らの言葉で表現して記入します。

実技

実施教科/芸術系学科など

面接

2027年度から、全ての受検生に実施することになりました。面接では最初に、受検生がこれまでの経験を振り返り、力を注いだことや将来取り組んでみたいことなどを、自らの言葉で表現して伝える「My Voice」という時間が設定されています。時間は1分30秒~2分程度です。

自己評価資料も面接の補助資料として活用されますが、「My Voice」は、自己評価資料と必ずしも関連付ける必要はありません。自分を振り返り、経験を言葉にして、それを他者に伝える姿勢が大切です。話し方の上手さではなく、自分なりに考え、経験を言葉にして他者に伝える姿勢が大切です。

共通選抜と特色選抜

2027年度から共通選抜と特色選抜が導入され、募集定員の一部を実技検査や小論文、傾斜配点などで選抜できるようになります。選抜を共通選抜のみで実施するか、特色選抜のみで実施するか、共通選抜と特色選抜の両方を組み合わせて実施するかは各高校が決定します。

共通選抜

各高校は、県が定める次の方法によって、選抜資料の得点を算出します。

・学力検査 ……… 1教科100点(国数社理英)、合計500点満点
・調査書 ……… 各高校は、9教科5段階の評定を 1年:2年:3年 = 1:1:1 or 1:1:2 or 1:1:3 のいずれかから選択し(200点 or 300点 or 400点満点に)換算
・面接 ……… 各高校は、30点 or 60点のいずれかを選択

特色選抜

学科、コース等の特色に応じて、各高校が定める方法で、選抜資料の得点を算出します。

・学力検査 ……… 1教科100点(5教科)、合計500点満点を基本点とし、3教科まで傾斜配点の実施が可能。傾斜配点は、1教科ごと150点 or 200点で、各高校が設定する。
・調査書 ……… 評定の各学年の比率(1年:2年:3年)、得点は各高校が定める
・面接 ……… 得点は各高校が定める
・特色検査 ……… 実施する場合は、学力検査・調査書・面接に加えて資料とする= 実技検査 or 作文(小論文)

埼玉県の公立高校は学校選択問題に要注意!

埼玉県公立入試問題は、一部の上位校では英語と数学で難易度の高い「学校選択問題」が利用されるため、基礎から応用まで確実に身につけることが大切です。
栄光ゼミナールでは、学んだことをしっかり反復し着実に習得していくことができるようカリキュラムを工夫しているので、土台となる基礎力がしっかり身につきます。また、10月以降の授業では、専用の教材を利用し、実践的な埼玉県公立入試対策に取り組んでいきます。本番に近い問題に挑戦していくため、学校選択問題にも対応できる力をつけられます。

埼玉県の公立高校で学校選択問題を実施する23校

県立浦和浦和第一女子浦和西大宮春日部
川口北川越川越女子川越南熊谷
熊谷女子熊谷西越ケ谷越谷北所沢
所沢北不動岡和光国際蕨市立浦和
市立浦和南市立大宮北 川口市立  

埼玉県公立高校入試の選抜ルール

第1次選抜と第2次選抜に分けて合格者が決められます。ただし、入学試験(学力検査)は1回のみです。

共通選抜、または特色選抜のみを実施する学校では、第1次選抜で定員の60~80%が、第2次選抜で残りの20~40%が選ばれます。両方を実施する学校では、先に特色選抜で20~80%が決まり、残りは共通選抜で選ばれます。

どのパターンでも学力検査の得点と調査書点、その他の資料(面接や実技検査などがある場合)の合計点数の上位から順に合格となります。学力検査点と調査書点の比率は各高校が決めます。第1次選抜と第2次選抜ではその比率を変えて、異なる観点から順位付けしています。

学力検査点と調査書点の比率

学力検査点と調査書点をどの比率で計算するかは、各学校が決定しています。

共通選抜

学力検査:調査書

→およそ7:3~5:5の幅の間で学校ごとに決められています。

特色選抜

学力検査の傾斜配点に加えて調査書の得点も各高校によって定められるため、学校によってかなり幅があり、8:2のような例もあります。

学校毎の選抜方法、配点につきましては下記をご参照ください。

参考:令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容

埼玉では1年生から3年生までの調査書点が評価対象!
定期テスト対策がとても重要!

埼玉県公立高校入試の特徴は、調査書点が1年生から加点対象となること。1年生の段階で自分なりの定期テスト対策の時間の使い方、スケジュール管理の方法を身につけることが必要です。そのため栄光ゼミナールでは、定期テスト対策を毎週行い、自分なりの進め方を見つけられるよう指導しています。ぜひ教室へお問い合わせ下さい。

埼玉県公立高校受験の近年の動向

公立全体の受検者減少と高まる私立人気

2026年度の埼玉県公立高校入試(全日制)の平均倍率は1.11倍となり、過去5年間で最も低い数値となりました。公立高校を志願する生徒の割合も中3卒業生数の59.6%と過去最低を記録しています。この背景には、少子化の影響で県北部や西部を中心に中3卒業生数自体が目立って減っていることに加え、私立高校の授業料助成の拡充により、最初から私立を第一志望にする受験生が増えているという2つの要因があります。実際に公立の受検者数は前年から7%(2,577名)も減少しており、少子化のペースを上回る勢いで「公立離れ」が進んでいます。

記録的な低倍率と「二極化」の進行

多くの公立高校で受検者が減少した結果、県内トップ校である県立浦和高や浦和第一女子高の倍率低下が目立ちました。ほかにも春日部高や川口北高、越ヶ谷高などで倍率低下が目立っています。全体的な倍率が低下する一方で、大宮高や所沢高、市立浦和高や浦和西高などの人気校には多くの受験生が集まりました。さらに、募集人数が限られている理数科の人気は依然として高く、大宮高や所沢北高の理数科は前年より緩和したものの1.8倍を超える高倍率を保っています。

私立高校の「個別相談」の活用

埼玉県の高校受験において絶対に欠かせないのが、秋から冬にかけて行われる私立高校の「個別相談」です。これは、受験生や保護者が模試の結果や通知表、活動の記録などを持ち込んで高校側と面談する仕組みです。個別相談を通じて合格の可能性が高い併願先を早い段階でしっかりと確保しておくことで、公立高校入試の勉強に集中できるという非常に大きなメリットがあります。近年の私立高校は専門コースなどの特色ある教育に力を入れており、星野高の「グローバルフロンティアコース」「医専コース」の新設や、難関大進学を目指す環境を整えた埼玉栄高の「α選抜コース」新設など、魅力的な選択肢が増えています。私立併願を選ぶ際は、成績やエリアだけでなく教育内容を確認することが大切です。

栄光ゼミナールの埼玉県の公立高校入試対策について

栄光ゼミナールでは埼玉県公立高校入試に対応できる学力の養成と調査書点のための定期テスト対策をおこなっています。

埼玉の高校受験は調査書が大切!
栄光では定期テスト対策指導が充実しています。

埼玉県の高校受験では、1年生から3年生までの評定が調査書に記載され、得点化されます。1年生の1学期から評定を意識して、しっかりと準備をしておく必要があります。

栄光ゼミナールの定期テスト対策

栄光ゼミナールの中1・2の授業(一都三県の高校受験コース)では、毎週の授業時間内に定期テスト対策を実施しています。学校教科書準拠の教材を使用し、一人ひとりの学力やお通いの学校に合わせた対策を行っています。テスト対策に特化した演習を行い、確実な点数アップを目指していきます

定期テストで高得点を取るためには、計画・実行・振り返り・改善がとても大切です。毎週授業内で実施している定期テスト対策と併せて、定期テストに向けた学習計画を立てています。そして、その計画がしっかりと実行されているか、確認しながら授業を進めていきます。テスト終了後にはもちろん振り返りを行います。よい結果が得られていればたくさん褒め、課題があればそれを分析し次への改善に繋げていきます。

※栄光ゼミナールでは、法令に則り塾内で学校の定期テストを使用した授業や補講は実施いたしません。また学校の定期テストを複製することや配布することもしておりません。

確かな学力の定着で学力検査対策も万全です。

栄光ゼミナールでは学力検査で問われる5教科をバランスよく指導します。基礎から知識を積み重ねる着実な進め方で、学力検査に対応できる力を身につけていきます。

内容理解と知識の定着を着実に積み重ねます。

英語・数学・国語の3教科ではいま学んでいることが、その次の内容へとつながっていきます。栄光ゼミナールでは踏みはずすことなくしっかりと実力をつけていくために、知識の定着と内容の理解を丁寧に確認しながら授業を進めます。また、1年生、2年生の理科・社会指導にも力を入れています。埼玉県の高校受験では1年生からの成績が内申点にかかわるため、1回1回の定期テストを大切にすることが合格へのポイントです。栄光ゼミナールでは、部活動や学校行事などで忙しい中学生のために、対面授業のほかにZ会の教材を利用した「Z会通信教育コース」も用意しています。栄光ゼミナールの教師がスケジュール管理などをサポートするため、継続しやすく成果が出せます。

中1からのスタートダッシュを後押しします。

栄光ゼミナールでは中学校生活のはじめにスタートダッシュが切れるよう、小6の1月から中学生の単元の勉強を始め、高校入試を見据えた指導を行います。埼玉県の公立高校受験では3年間の調査書に記載されるため、早い時期から対策していくことが大切です。また、学力検査点で確実に点数を取るには、5教科を中心に応用力を含めた学力をつけることが必要です。合格力を強化する「栄光の森」や「難関選抜ゼミ」といった短期集中型のイベントを1・2年生のうちから実施することで、高校受験に向けて競争心や自信、やる気を引き出し、確かな学力を育てていきます。

入試本番の得点力を強化。特別講座を開設し、志望校別の対策

特別講座「埼玉県公立入試対策ゼミ」では、埼玉県の公立高校の入試傾向に特化した専用教材「県トレ」を使用し、入試本番で与えられた時間内にミスなく最高点を出せるように指導していきます。さらに、「学校選択問題対策 3Days」講座にて、英語と数学の学校選択問題の出題傾向に特化した教材を使って、対策を行い万全な準備を整えていきます。また、「浦和・浦和一女・大宮高校合格ゼミ」も開設し、公立トップ校合格に向けた対策を行います。特別講座は複数教室合同で行うため、同じ目標を持つ仲間と刺激し合いながら勉強できます。

栄光の高校受験対策では都道府県によって異なる高校入試の制度や出題傾向、最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、苦手対策、定期テスト対策、志望校対策も、講師が生徒一人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生と隣り合わせでわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があり、自分に合った指導形態で合格に向かって効率よく学習を進めることができます。家庭学習指導にも力を入れており、志望校合格に必要な学習内容をご提案。また、模試の結果を細かく分析し、苦手分野を徹底的に対策することで成績向上につなげます。

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