宿題を早く終わらせるコツはこれ!スムーズに取り組むために必要なこと

更新日:2024/03/22

小学生になると本格的な「勉強」が始まり、学校では宿題が出されます。宿題・課題は小中高、そして大学でも課されることになるもの。早めに「取り組む姿勢」を身につけたいところですが、なかなか宿題が終わらない、と嘆いている生徒、保護者の方も多いはず。

今回は宿題を早く終わらせるために必要なことを考えていきたいと思います。

目次

なぜ宿題は早く終わらないのか

なぜ宿題は終わらないのでしょうか?

「やらないから」と言ってしまえば終わりですが、今回はもう少し深く掘り下げてみたいと思います。なぜ宿題をやらないのでしょうか?

宿題には2つのハードルがあります。①始めるまでのハードル、②始めた後のハードル、です。

①宿題を始めるまでのハードル

学習習慣が身についていない、特に小学生、低学年の場合は、宿題に取り組むまでのハードルが高くなりがちです。
宿題の内容はそこまで難しくなく、やり始めれば解けるものでも、なかなか始められず、保護者の方が「宿題は?」と声をかけることもしばしば。
宿題の他にやりたいことがあり、宿題を後回しにしてしまうことも多いのです。

この場合は、以下のことを試してみましょう。

宿題を一緒に把握する

自主的に宿題を始めることはまだ難しいので、どんな宿題が出ているのか、保護者の方が把握することが大切です。
「宿題やった?」ではなく、「今日はどんな宿題が出たの?」と質問すれば、「今やろうと思ったのに」という険悪なムードも回避できますね。
続けて、「最初にどれをやるの?」「頑張ってね」「終わったらおやつにしよう」「夕飯の前にはドリルを終わらせられるといいね」と自然な会話の中で、スケジュールを一緒に決めていけるとよいでしょう。

まずは宿題を始める準備をする

宿題の把握と同時に、実際に宿題となっているドリルやノートを見せてもらいましょう。その流れで文房具も用意できれば、宿題を始める準備ができます。また、低学年の場合、自分で筆記用具を用意するのも一苦労です。慣れるまでは、よく削った鉛筆になっているか、消しゴムは使いづらいものでないか、などサポートがあると安心です。

さらに、問題を見れば「これは解けそうかも」「この問題は簡単そう」と解くイメージがわいてきます。何事も最初の1歩が面倒と感じるものです。準備をして、宿題をやるイメージがつけば意外とスムーズに取り組めます。

やりたいことと宿題のバランス

家に帰ったら、友達と遊びに行きたい、ゲームがしたい、動画を見たい、などやりたいことが優先されて、宿題が後回しになってしまうことも多いです。
友達との約束は守らなければいけませんが、できればやりたいことの前に宿題を終わらせる習慣をつけられるとよいでしょう。

好きなことをやってリフレッシュしてからでも宿題に取り組める人もいれば、時間を忘れて好きなことに熱中してしまい宿題をする時間が無くなってしまう人もいます。ですが、宿題に取り掛かるのが苦手な人は後者であること多いのではないでしょうか。その場合は、好きなことをやり始める前に宿題に取り組めるようにするのがベスト。どうしても宿題より前にゲームなどをやりたい場合は、時間を決めましょう。時間を決めてもだらだらしてしまう場合は、お風呂や夕飯など、「必ず今やっていることを中断しなければいけないこと」かつ「宿題よりは習慣化していてハードルが低いもの」を間に挟み、気持ちを無理やり切り替えるというのも手。
宿題が終わったらしっかり自由時間を楽しみ、宿題とのバランスをとることも大切です。

②宿題を始めた後のハードル

いざ宿題を始めても、宿題がなかなか終わらないという人もいます。単純に宿題の量が多い、という場合もありますが、そうではないときは宿題の進め方次第で早く終わらせることもできるはずです。

何時までに宿題を終わらせる、と決めておく

時間が決まっていない勉強はだらだらやってしまって、結局身についていなかった、ということが起こります。短時間で集中して、質の良い勉強をする、という意識は受験勉強を始めるときにも役立ちます。

宿題を始めるときにタイマーを用意し、〇分で終わらせる、と決めておくのが良いでしょう。

わからない問題は考えすぎない

苦手な教科や単元、難しい問題をずっと考えているために、宿題に時間がかかっていることもあります。
わからない問題は、教科書の見直しや、前の単元の復習が必要なこともあります。一人で分からなかった問題は、あとで保護者や先生に聞くなどして解決すればよいので、まずは一人で解ける問題をどんどん進め、わからない問題を飛ばすようにしましょう。

しかし、わからないのか、少し考えればわかるのか、の判断は難しいところ。「1分経っても何も思いつかなければわからない問題として、後回しにする」というルールを作ってしまうのもよいですね。

集中できる時間が短い

低学年のうちは特に集中できる時間が短いです。最初のうちは10分刻みで小休止を入れる、休憩ごとに教科を変える、など集中力が続く時間と休憩を交互に繰り返すやり方もアリです。

慣れてきたら時間を延ばし、徐々に長時間勉強ができるようにしていきましょう。

宿題を早く終わらせるコツ

ここまで宿題のハードル別に解決策をご紹介してきました。が、「なんとか宿題に取り組むことはできたけれど、もっと早く終わらせてほしい」「毎日の宿題を管理して声をかけ続けるのは大変だし、自分でもできるようになってほしい。」という保護者の方の声も聞こえてきます。

宿題を早く終わらせるには、気持ちのコントロールが必要です。特に長期の休みは宿題の量が多くなり、期間も長くなりますので、いかにやる気にさせて、集中させるか、がコツです。

いくつか宿題のポイントを紹介するので、できるものから習慣に取り入れてみましょう。

「好き」「できる」ものから始める

やらなければいけないけれどやりたくない、ということに向き合うときはこの考え方が大切だと思います。宿題をすべて一度にやろうと考えず、まずは好きな教科、解けそうな問題から始めていきましょう。

そうすることで少しずつ心も頭も勉強モードに移っていきます。勉強のリズムを作ってから、少しずつ難しい問題、苦手な問題に取り組むようにしてみましょう。最初に思っていたよりもやりやすくなっていくはずです。

全体を見る

宿題は全体量や全体の難易度を知っておくことが大切。どの宿題にどれくらいの時間がかかりそうか、得意な宿題・苦手な宿題はあるか、など、手をつける前に全体を把握し、限られた時間の中でどのように処理をしていくかを考えていくのです。

先ほどは「好きなもの・できるものから」と書きましたが、それが合っていない人もいます。宿題のやりやすい順番は人によって違います。自分だったらどのように勉強を進めれば集中力ややる気が続きそうですか?

最初のうちはどのように進めればいいかわからないこともあると思いますが、毎日続けていくうちに、自分にとって取り組みやすい勉強法が見えてきます。わからないうちはいろいろな順番、やり方で宿題をやってみてください。

成果を見える化する

「好き」ではないからこそ自分が「できた」という実績を見えるようにしておきましょう。この「頑張った証」が達成感につながり、次のやる気となっていきます。たくさんの頑張った証によって「嫌いでもできるんだ」という自信が育ちます。

成果を見えるようにする方法には、宿題ができた日はカレンダーに印をつける、宿題ノートは捨てずにとっておく、などがあります。定期的に自分がどれくらい頑張ったのかを振り返る時間を作り、頑張りを褒めましょう。

宿題をする環境を整える

どんな環境でも勉強ができれば最高ですが、人には集中しやすい環境があります。

静かで誰もいない場所が集中しやすい人もいれば、少し生活音がしていて家族に宿題を相談できる場所が良い人もいます。

また、気温や湿度、机や椅子など、外部要因で集中できないこともあります。毎日のことですので、少しでも勉強しやすい環境を整えられるとよいでしょう。

毎日の宿題は早めに習慣化しておく

宿題は学年が上がればほぼ毎日のように出されるものです。学校の授業の予習・復習ができるように宿題が出されている、という側面もありますので、早めに宿題をする習慣をつけておくに越したことはありません。

毎日宿題をして、家で勉強をする習慣が身についていれば、いざ受験勉強で長時間勉強しなければいけなくなった時にも大きな抵抗感なく始められます。

家で勉強ができない、宿題が終わらせられないという場合は、栄光ゼミナールにご相談ください。わからないところの解決や、講師の声掛けなどを通して、家庭学習のサポートもしていきます。

栄光の高校受験対策では都道府県によって異なる高校入試の制度や出題傾向、最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、苦手対策、定期テスト対策、志望校対策も、講師が生徒1人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生と隣り合わせでわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があります。自分に合った指導形態で合格に向かって効率よく学習を進めることができます。家庭学習指導にも力を入れており、志望校合格に必要な学習内容をご提案。また、模試の結果を細かく分析したうえで苦手分野を徹底的に対策することで成績向上につなげます。

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