小中高生の資格・検定に関する調査

株式会社栄光(本社:東京都千代田区代表取締役社長:下田勝昭)が運営する進学塾・栄光ゼミナールは、2021年12月8日(水)~12月22日(水)に、「小中高生の資格・検定に関する調査」を実施し、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者539人の有効回答が得られました。なお、同調査は2019年より実施し、今回が3回目です。

<調査概要>
調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年12月8日(水)~12月22日(水)
回答者数:539名(うち小学生保護者231名(42.9%)、中高生保護者308名(57.1%))

小中高生の資格・検定に関する調査のまとめ

  • 小学生の61.9%・中高生の91.6%が、資格・検定試験を「受検したことがある」
  • 受検の目的小学生は「知識・スキルの定着度合いを測るため」中高生は「入試に役立てるため」
  • 資格・検定試験を受検したことがある中高生の24.1%が「オンラインで受検した経験がある」
  • 取得している資格・検定小学生は「漢検」、中高生は「英検」が最多
  • 今後子どもに取得してほしい資格・検定は、「英検」「TOEIC」など英語に関するものを希望

栄光ゼミナール調べ

Q1.子どもはこれまでに、資格・検定試験を受検したことがありますか。(n=539(うち小学生保護者231、中高生保護者308)、単一回答方式)

小中高生の保護者に、子どもがこれまでに資格・検定試験を受検したことがあるかどうかを聞いた。小学生保護者の61.9%、中高生保護者の91.6%が、子どもが資格・検定試験を受検したことが「ある」と回答した。
中高生では、約9割が資格・検定試験を受けた経験があることが明らかとなった。

Q2.子どもの資格・検定受検の目的は何ですか。(n=425(うち小学生保護者143、中高生保護者282)、総回答数1067、複数回答方式(あてはまるものすべて))

「子どもがこれまでに資格・検定試験を受検したことがある」と回答した保護者に、その目的を聞いた。小学生保護者で最も多かったのは「学習や習い事で身につけた知識やスキルの定着度合いを測るため」で、66.4%にのぼった。続いて、「学習のモチベーション向上のため」「学習の目標設定のため」という目的も多かった。
中高生保護者では、59.6%が「入試に役立てるため」と回答し、最も多かった。また、小学生保護者と比べると、「将来就きたい職業に役立てるため」「学校が受検を推奨していたため」という回答も多かった。

Q3.子どもはこれまでに、オンラインで資格・検定を受検したことがありますか。(n=425(うち小学生保護者143、中高生保護者282)、単一回答方式)

「子どもがこれまでに資格・検定試験を受検したことがある」と回答した保護者に、オンラインの受検経験について聞いた。子どもがオンラインで資格・検定試験を受検したことがあると回答したのは、小学生保護者の8.4%、中高生保護者の24.1%だった。資格・検定試験を受けたことがある中高生の約4人に1人が、オンラインで受検をした経験があることが明らかとなった。

Q4.現在、子どもが取得している資格・検定はありますか。(n=425(うち小学生保護者143、中高生保護者282)、単一回答方式)

子どもがこれまでに資格・検定試験を受検したことがある」と回答した保護者に、取得した資格・検定があるかを聞いたところ、90%以上の保護者が「ある」と回答した。

Q5.現在、子どもが取得している資格・検定は何ですか。(n=411(うち小学生保護者133、中高生保護者278)、総回答数842、複数回答方式(あてはまるものすべて))

「子どもが取得している資格・検定がある」と回答した保護者に、具体的な資格・検定の種類を聞いた。小学生保護者の回答が最も多かったのは「日本漢字能力検定(漢検)」で60.2%、次いで「実用英語技能検定(英検)」で34.6%だった。
中高生保護者の回答が最も多かったのは「実用英語技能検定(英検)」で、87.4%にものぼった。前回調査(2020年12月実施)、前々回調査(2019年11月実施)と比較して、傾向に大きな変化はなかった。

Q6.子どもが資格・検定試験を受検していない理由は何ですか。(n=114(うち小学生保護者88、中高生保護者26)、総回答数181、複数回答方式(あてはまるものすべて))

子どもが「子どもがこれまでに資格・検定試験を受検したことがない」と回答した保護者に、その理由を聞いた。小学生保護者では、「資格・検定の勉強よりも、学校での学習や受験勉強を優先しているから」、中高生保護者では、「資格・検定受検に対する子どもの興味・関心があまりないから」という理由が多かった。

Q7.今後、子どもが小学生~高校生の間に、取得してほしいと思う資格・検定は何ですか。(n=539(うち小学生保護者231、中高生保護者308)、総回答数1277、複数回答方式(あてはまるものすべて))

保護者に、子どもが高校生までの間に、取得してほしいと思う資格・検定があるかを聞いた。
最も多かったのは、小学生保護者・中高生保護者とも「実用英語技能検定(英検)」、次いで「TOEIC/TOEIC Bridge」が多く、英語に関する資格・検定を取得してほしい、と考えている保護者が多いことが明らかとなった。

Q8.子どもにその資格・検定を取得してほしい理由は何ですか。(n=501(うち小学生保護者213、中高生保護者288)、総回答数1190、複数回答方式(あてはまるものすべて))

保護者が子どもに取得してほしいと思う資格について、その理由を聞いた。
小学生保護者は「学習や習い事で身につけた知識やスキルの定着度合いを測るため」「学習の目標設定のため」が39.9%と最も多かったが、「学習のモチベーション向上のため」「将来就きたい職業に役立てるため」「子どもの得意分野や興味を広げるため」も同じく4割弱だった。中高生保護者では、「入試に役立てるため」が最も多く、約半数にのぼった。

Q9.子どもが資格・検定を取得する際に、保護者の方がサポートしたエピソードがあれば教えてください。(自由回答方式)

・子どもと一緒に夫も受検しました。2月が試験だったため、年末年始は親子で勉強する良い機会でした。(小4 保護者)

・放課後に小学校で漢検受検や過去問演習会を行っていたので、保護者のボランティアに立候補して、子どもたちの解いた答えの丸つけをした。自分の子どもも会に参加させたので、親が先生みたいにお友達の答えに丸つけして指導しているのを見て、喜んで過去問を解いていた。(小6保護者)

・娘の受験勉強の隣で「英語だけは負けないよ!」と英検の勉強をしています。中学に入ったら一緒に勉強するのも楽しみです。(小6保護者)

・家族が勧めても受けようとしなかったのが、学校の友人に勧められ受けることになりました。中学生なので、親がガミガミ言うのではなく、待っていてもいいのだと思いました。(中2保護者)

・英検のスケジュールが合わなかったが、S-CBTだと自分の都合に合わせて受けられると子どもに伝えたら、受検に前向きになった。(中2保護者)

・英検受検のために、登校前に毎日オンライン英会話でレッスンを受けさせるようにした。(中2保護者)

・子どもが小2で漢検を初受検する際、自分(母親)も一緒に勉強し漢検2級を取得した。中3の現在、自ら「第二種電気工事士」を取得したいと言い、YouTubeなどを駆使して過去問対策なども独力で行い、筆記試験に合格。近々2次試験(実技)があり、親は金銭面でのサポートのみだが、本当に自分でやりたいことがあれば自力で頑張ることができるのだなあと感心している。(中3保護者)

・英検の参考書に載っている単語がどのような社会生活の場面で出てくるのかなど、将来の必要性を事例を用いて話した。(高2保護者)

・学校のスケジュールを見て、勉強計画に負担のかからない時期に、CBT受検で受けるようにしています。(高2保護者)

Q10.保護者自身が、資格や検定を取得した際のエピソードや、資格取得をして役立っている経験などがあれば教えてください。(自由回答方式)

・取りたい資格が取れず悔しい思いをしてきた。あったらよかった場面も多く、子どもには積極的に働きかけて資格を取得してほしい。(小5保護者)

・自分の時間を持つこと、楽しみを持つこと、目標があること、意欲や向上心を継続すること、など、仕事や家庭の中では得られない達成感や充実感を味わえている。子どもと一緒に、励まし合いながらマイペースで取り組むことができ、親子共通の目標や楽しみがある。(小5保護者)

・取得できず心残りだった簿記検定を一昨年取得。学生時代にまじめに取り組まなかったことを後悔し、50手前での再挑戦は身体の衰えはあるものの、まだできることの認識にもなった。若いうちに取得しておけばもっと道は広がったかも。何事も「今」を大切に取り組むべきと学んだ。(小6保護者)

・最近、資格試験を受ける必要があり、受検2週間前くらいから毎日午前3時に起きて勉強をしていた。早起きして勉強している私の姿を見て、子どもが積極的に自習室に行くなど勉強に対する姿勢が少し変わったように思う。(中3保護者)

・最近になり、私が簿記の資格をとっています。学校を卒業してからでも勉強することは大切だと身をもって教えているつもりです。(高1保護者)

・国家資格の有資格者が取れる専門資格を取得しています。リモートワークになって、子どもらに、お客様とやり取りする姿を見せる機会もあり、資格が依頼の有無や、信頼関係構築に役に立っていることを感じてくれているようです。(高1保護者)

・自分が民間資格の一部を自宅にてCBT受験をしたときと比べて、かなりCBTが身近になってきたと思います。(高3保護者)

栄光の取り組み

栄光ゼミナールでは、小中高生のご家庭を対象とした調査を行っています。
こちらの記事のpdfは下記からご覧ください。

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